荒谷竜太 水草栽培が難しい理由
皆さまこんにちわ。荒谷竜太です。
本日は、水草栽培が難しい理由についてお話しさせて頂きます!
ガーデニングどころではない。水草栽培が難しい理由
「ガーデンニングが趣味です」
という栽培に自信がある人でも、水中の植物「水草」には通用しない。
それほど水草は育てるのが難しいものです。なぜか?水槽という限られた環境
水が少なく入れ替わらないので、
栄養分がすぐに無くなります。最初は育ちますが、次第に元気が無くなってきます。
そのため、定期的な水替えをする必要がありますが、
魚を入れれば、魚が栄養分を放出してくれるので、事足ります。栄養素はガーデニングと同じく、窒素、リン、カリウムです。
ガーデニング用の肥料もそのまま使えます。しかし、、
栄養過多だとすぐコケまみれ
ちょっとでも栄養が多くなると、すぐ水草がコケまみれ。
とても観賞できる状態では無くなります。魚の入れ過ぎ、エサの与えすぎ、肥料の入れ過ぎ。
何か一つでもやってしまうと、もう終わりです。
コケまみれになった場合、素人では復帰がかなり難しくなります。じゃぁ、栄養はできるだけ少なくすると良いのね?
となりますが、それだと育たない。さらに難しいのが、
水中は二酸化炭素が少なく、添加が必要
自然界なら二酸化炭素なんていくらでもありますが、
水槽ではかなり不足します。例えば、魚を入れていれば酸素が必要です。
エアレーションをするか、水草の光合成にて酸素を供給します。しかし、光合成は二酸化炭素が無いと不可能。
魚の呼吸ではまず足りません。どうするかと言うと、二酸化炭素のエアレーションをします。考えただけで面倒と感じるはずです。
しかも値段も高い。業務用緑ボンベが安いですが、敷居が高いものです。十分な日光が必要
※これでは水草としては足りない。水槽では、水草用に強力なランプが必要です。
外なら太陽光という超強力な光源があるので問題ないのですが、
水槽では蛍光灯1本では弱すぎて足りません。
最低でも2本、もしくは専用の巨大ランプが必要です。完璧なバランスになってこそ、綺麗に育つ
※アクアティックL.S.eyeより引用。このあたりのバランスを完璧にすることで、綺麗に育ちます。
本当、めっちゃくちゃ難しいです。
同じ植物、水草も肥料さえやれば大丈夫、
なんてことは通用しないので注意しましょう。--
以上、ガーデニングどころではない。水草栽培が難しい理由でした。
どんなプロも理想通りにはいかないくらい、深い世界です。
のめり込みには注意です。
魚たちがゆったりとできる美しい水槽環境の裏には
大変な努力が隠れているのですね~!
以上、荒谷竜太でした!